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ロイヤルセラピスト協会
ロイヤルセラピスト協会(以下”RTA”と表記)はセラピストの育成として誕生した協会。もともとはリフレクトロジーやヘッドスパなどのセラピスト認定資格を取得していたが、現在はベビーマッサージやベビーサイン、ベビースキンケアなどの乳幼児の成長に対応した資格を取ることが出来る。
乳幼児を対象とした資格が多いので子育てママが多く、子連れでの講習を受けることができる。取得した資格を我が子のために使えるだけではなく、その資格で開業が出来るのが特徴なのである。
そんなロイヤルセラピスト協会で私はベビーマッサージの資格を取ろうと思う!

ベビーマッサージとの出会い
私がベビーマッサージを初めて体験したのは娘が生後2か月の時。
幼児教室の体験会に参加した時にベビーマッサージをした。音楽に合わせて、比較的早いテンポでマッサージをした。その時はキャッキャと笑ってくれて私も娘も満足。その1回で終わりのはずが近くの区民体育館でベビーマッサージ教室があることを旦那から教えてもらった。家から近い距離で行けるからラッキーぐらいな感じ。
区民体育館でベビーマッサージを続けていく中で娘の変化や成長を見ていくにつれて、ベビーマッサージの面白さに気づいていくことが出来た。
ベビーマッサージとは?
RTAが大切にしていることはただ1つ
「親子のコミュニケーション」
ベビーマッサージの身体的効果はまた別で書くとして、何よりも一番大切にしているのが”親子のコミュニケーション”である。
子どもが最初に関わる人間関係は親であり家族。家族から成長と共に子ども同士そして社会へと広がっていく。
その最初のコミュニケーションの第一歩である家族を通して、人と関わることが楽しいと感じられることで社会性やコミュニケーション能力が育まれるという。

ベビーマッサージの歴史
紀元前ぐらい、ベビーマッサージという名前ではなかったかもしれないが、ベビーマッサージや子守唄は親から子へと受け継がれてれきたようだ。
世界の赤ちゃんは家族から抱っこされ、子守唄を歌いながら眠り常に優しい愛情を注がれてきたという。
事が変わってきたのが、19世紀末。産業革命が起きた頃だった。
欧米では産業革命により今までの子育て習慣が失われていったという。産業革命により工場が多くでき、女性も工場で働くことを余儀なくされてきたのだ。そのため、育児よりも工場の生産ラインに合わせた生活になっていった。
親の都合に合わせた育児が提唱されていったのだった。
抱かない/触れない育児法
その提唱された育児法を「抱かない/触れない育児法」という。
- 必要な時以外抱かない。(抱き癖を付けないため)
- 寝る時は子ども部屋のベビーベッドで寝かせ大人と一緒には寝ない
- 母乳よりもミルクを与える
- ミルクは決まった時間でしか与えない
- キスをしない
- 愛情表現をしない・・・・など
また、日本にも第二次世界大戦後アメリカの占領時からこの育児法が伝わり、1945年~1990年までは実施されていた。
日本の育児法
アメリカから抱かない/触れない育児法が入ってくる前の日本の育児法はというと、江戸時代までさかのぼる。江戸時代には「小児按摩」と言われるものが主とされてきた。これは各家庭で子どもにマッサージを行い、またそれに対しての専門の施術師もいたという。明治時代の文明開化の際に西洋の教育法が入ってきたのち、戦後アメリカの育児方法が流入されたという。
世界のベビーマッサージ
抱かない/触れない育児法は今の時代には合わないものになっている。
そのきっかけとなったのがウガンダの育児法であった。
アフリカのウガンダの赤ちゃんは生まれて間もない頃からベビーマッサージを施されていたという。アメリカの育児法(抱かない/触れない育児法)と乳幼児の発達法を比べた時に身体の成長が早く精神面の安定と高い知能がウガンダの赤ちゃんの方が優れているということが分かったという。
首が座る時期:アメリカ…3か月、ウガンダ…4~6週
腰が据わる時期:アメリカ…7~8か月、ウガンダ…4か月
立って歩く時期:アメリカ…12~14か月、ウガンダ…8か月
走り始める時期:アメリカ…24か月、ウガンダ…12~14か月
U.S Health Pep(米国保健省)、1979より引用
ウガンダには抱かない/触れない育児法が浸透していなかったというのがあるという。なので古来独自の育児法で育児をされてきたという。
アメリカとウガンダの乳児の発育の比較をした際にウガンダの育児法がすぐれているのではと見直されたことでベビーマッサージが改めて注目されるようになったのであった。
また、先進国の育児法(抱かない/触れない育児法)ではなくその国の先住民やウガンダのように浸透せずに自国の育児方法をしてきた国はまだある。
ニュージーランド:マオリ族では、子どもの発育に最重要の行為として4~5歳までマッサージを行う。
アメリカンインディア:子どもに触れ、マッサージをするのは日常の習慣
ナイジェリア:誕生~1歳まで母親がマッサージをする。その母親は里帰りをして自分の母親からマッサージを受ける。
南太平洋の島々:バリ・フィジーなどではオイルでマッサージをする。
・・・などなど他国で独自のベビーマッサージによる抱いて・触れる育児を実施していた。
1990年~2000年にベビーマッサージが浸透していき言葉の発達や知能の発達につながっていった。


抱かない/触れない育児法の社会現象
抱かない/触れない育児法によって育った子どもたちが成人になり社会的現象もデータとして出てき始めているとのこと。
抱かない/触れない育児法による様々な社会現象として①犯罪の低年齢化 ②ニート化というのがある。原因としては愛情の不足が言えるのではないかとのこと。
よって、”親子のコミュニケーション”を大切にしているベビーマッサージが再注目をされるようになった。
日本には2000年以降にベビーマッサージが浸透してくようになったのである。
伝統ではなく教室という形でしんとうしていくことになったのである。
しかし、2000年以降なので、ベビーマッサージをされて育った子どもが成長してどのような将来を歩むのかというのはまだ分からない。
※ちなみに、抱かない/触れない育児法による社会現象はあくまでも統計なので、もちろん立派に成長している方も多くいることだと思う。あくまでもベビーマッサージをした場合である。
大人のマッサージとベビーマッサージの違い
リラックス目的であり、民間資格であるということは同じである。
大人のマッサージ:疲労回復であり、リラックス目的、初めましての人(セラピスト)に身体を託す。
ベビーマッサージ:親子のコミュニケーションが目的、ママ・パパなどの大好きな人にやってもらう。
ベビーマッサージの対象年齢は何歳でもOKなのである。教室などに来る人達はママたちの育休の関係などもあり0歳児が多いが、手つきを同じにすれば、成長しても何歳にでもマッサージは可能なのである。

ベビーマッサージ講師への道
ここまでだけでもベビーマッサージはとても奥が深く面白い!と思ったのが私の印象。実際私も生後2か月から娘にベビーマッサージをしてきている。ベビーマッサージの効果かどうかはまだ判断しきれないが、寝返りは生後3か月でできた。首がすわるのも3か月頃。このブログを書いている時、娘は生後5か月になるが、ハイハイしそうな勢いでお尻を高く上げている。また夜の寝かしつけもそこまで苦労はしていない。
お風呂上りのベビーマッサージをすることで気持ちよくなりそのまま寝てしまい朝まで起きないからだ。
ベビーマッサージ講師の資格を取得し、どのように活用していくかはまだ正直漠然である。勉強をしていきながら自分に合う形を徐々に見つけていけたらと思う。
しかし、学んだことが我が子に直接生かせられるということと、誰かに教えてあげたい時に教えてあげて、その親子の素敵なコミュニケーションをとるきっかけづくりが出来たら素敵だなとは思う。
なので、自分でどこまでできるか分からないが頑張っていきたい!
次回、ベビーマッサージの目的と効果について* お楽しみに♪

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