娘が10ヵ月を迎えた時、離乳食が中期から後期になり1日3回朝・昼・晩とこなす毎日の中で徐々にミルクを飲む量も減ってきた。
ミルクで栄養を取るよりもご飯で栄養を取れるようになってきた。このことは、寂しくもあり、うれしくもあった。
完ミ育児を振り返ってみると、私は、完ミ育児をやってよかったと思う。
以前におっぱいを辞め、完ミ育児に切り替えた時、
そして、完ミ育児真っ只中の中でのメリットとデメリットの時、
その日々の育児を振り返ってみても、当時は涙を流したり忙しくて大変な思いをした日々もあったが、結果的に完ミ育児にして良かったと思う。
以前挙げたデメリット・メリットに補足できるものに補足をしながら振り返ってみたいと思う。
Contents
完ミ育児の振り返り
お金がかかる・・・・トータル金額
粉ミルクの種類によっては、金額は異なってくるが、私の場合は”アイクレオ”というミルクを使っていた。これは産院で使っていたものをそのまま使っていた。
よく飲んでいた時は10日で1缶が終わり、だいたい3時間ごとにミルクを欲する。離乳食が3回食になる頃には、だいたい1か月で1缶を終えるようなペースになってきた。
トータルでだいたい40缶ほど。1缶2699円(税込み)で・・・
107,960円!
購入するお店、ネットなどによっても金額は少し変化するのだが、だいたいこの金額が約10ヵ月の間でかかったことになる。
誰でも作れる、あげられる。
お母さん自らが常にいなくてもいいので、パートナーや家族、ベビーシッターやファミリーサポートの方にも預けられるので自分の時間をきちんと確保できるようになる。
また、パートナーもお風呂・オムツ替え以外で自分できる子育ての1つになるし、生きる上で必要な”食”を提供してもらえる、提供してくれる人というのは、赤ちゃんにとって、安心感を抱くことにつながってくると思う。
少しだけ話はずれるが、我が家は生後5、6か月頃から実家やファミリーサポートなどで預けて自分の時間を確保している。とはいえ、小さいうちから預けることに抵抗ある人もいるだろう。
我が家は誰でも作れる、あげられるということをいいことに、人見知りを無くしたいというのがあった。人見知りをすることでお母さんがお母さん以外無くなってしまうのも嫌だったし、今後保育園や幼稚園に預ける時に人見知りが激しくて預けるのが心配というのを早くから無くしたかったのだ。
なので、完ミであることをいいことに、定期的にファミリーサポートの方に預けて、自分の時間を確保しリフレッシュをしていた。
もちろん、それは家庭の考えによってそれぞれだと思うが、ある意味、誰でもOKな完ミ育児は子どもの人見知りや社交性も育てられるのではないかと思ったのだ。
実際に保育園の慣らし保育でも泣きすぎて預けられないとか、お母さんが去った後もしばらくぐずぐずしているというのもない。
目で見てわかる量、飲んでいる表情が見られる。
我が家の場合、お座りが出来るようになった6か月ぐらいだろうか。哺乳瓶を渡せば、子どもが自らミルクを飲めるようになった。
寝転がり、両手で丁寧に持ちながら飲んでいる。
その姿はとても可愛い。

世の中には、子どもを抱きかかえながら飲ませなきゃいけない、自分で哺乳瓶を持たせて飲ませるなんて子どもが可哀想だ。と逆に何を勝手なことを言っているんだと思うようなことを言ってくる人もいるが、私は、子どもが自立してミルクをつかんで飲めるようになること自体成長の1つだと思う。
ましてや、子どもに付きっきりでトイレに行く数秒も確保できないお母さんがいる中で、ミルクを飲んで大人しくしてくれている時間だけでもお母さんは一息ついたりトイレに行ったりできるのだ。
寝返りが出来るようになれば、普通の時はゴロゴロ転がって大変なオムツ替えもミルクを飲んでいる間は取り換え放題なのだ。
また、写真も撮り放題!
生活リズムが整いやすい。
これは赤ちゃんによって個人差があるかもしれない。
私の場合の話をしたいと思う。
我が家の場合、2~3時間でミルクの時間になった。
離乳食が始まることでその感覚は広がっていくわけだが、だいたい2~3時間。
ミルクを飲む時間を意識してみていれば、そろそろかなと準備ができる。なので、ミルクがほしくて無駄に泣くというのは少なかったように思える。(もちろん、出先などの状況にもよるが・・・)
夜も良く寝た。ミルクだとお腹にたまりやすいので、満腹の状態で寝られるのでそんなに夜ぐずることも時間がかかりすぎるということも少ない。
また、1度飲んでしまえば、朝まで目が覚めない。
起きるにしても早くて、朝4時。とはいえ、この時間に起きてた時期は短く、だいたい5時6時。調子が良いと7時、8時まで寝てくれるようになった。
私としては、睡眠の確保はとてもありがたい。
お陰で寝不足で常にいるという状態は少なかった。
母乳育児だと添い乳をしないと必ず寝なかったり、添い乳をしての事故などを聞くので、それは良かったと思う。
断乳、卒乳がない。
これはもしかしたら、完ミ育児をしている人全員に当てはまらないかもしれない。が、これもまた私の場合はなかったので話を進めたいと思う。
おっぱいに基本執着していないので、常におっぱいを探している状態ではない。
なので、母乳が飲みたくてぐずるというのはない。
離乳食も中期で2回食をする頃にはミルクが必要なくなるように量を調節をしながら行ったためか食の前後でミルクを欲することも少なくなった。
たまに、こちらの判断でご飯少なかったかなと心配してミルクを用意すると子ども的には「おっ、ミルクもあるのか、ラッキー!」ぐらいのテンションで飲んでくれる。
母乳はだいたい1歳を過ぎると断乳や卒乳を意識し始めると思う。
とはいえ、家庭の意向や子どもの様子によって様々。2歳ぐらいまで母乳を飲んでいる子もいるし、3,4歳までおっぱいを求める子どももいる。
家庭や子どものペースで断乳・卒乳をしているのだろうし、完ミ育児している家庭だってずっとミルクを求めている子はいるだろう。
あくまでも子どもを家庭のペースでできるのがいいのではないかと思う。
完ミ育児簡潔!
母乳が出来なくて涙し、上手に飲ませてあげられなくて涙し、哺乳瓶を洗っても洗っても洗い物が出来るめんどくささなどいろいろあった日々だったが、振り返ってみると、離乳食が始まり、3回食になり、徐々にミルクで栄養を取るよりもご飯や野菜などで栄養を摂取できるようになってきた。
完ミ育児をしてきた日々というのは今にとってはとても愛おしい。
上記で上げてきた振り返りは私自身の体験なので、完ミ育児している人が全員当てはまるものではないと思うが、もし、今赤ちゃんを産んで完ミ育児に移行しようか悩んでいる人がいて、このブログを見た時に完ミ育児も立派な育児なんだと思えるようになってほしいなと思う。
もちろん母乳での育児より完ミ育児が優れているというつもりもない。
母乳で育児が出来るなら私もそうしたい。それは今でも思う。
しかし何よりも、子どもが健康で元気に育てばいいのだから。
初めての育児をする人ほど周りの噂や小言に一喜一憂してしまうと思う。
お母さんが元気で健康(身体以外にも心の)でいることが子どもが元気にいてくれるものだと思う。
お陰で我が家の子どもは風邪一つひかずに元気に育っている。
私はおっぱいの育児に未練がないのかと言われれば正直ある。
2人目が生まれたら、もう一度母乳育児にチャレンジしてみようと思う。
しかしもしまた失敗しても涙は流さないと思う。
ミルクでも元気に可愛く育っている娘が傍に居てくれるから、自分に合った育児の選択ができるだろう。
ちなみに、今は完全にミルク無しではなくフォローアップミルクを飲ませている。朝と寝る前の2回150㎖。栄養をあくまで補う形だ。
これももうすぐ飲まなくなるのだなと思うと寂しいが、子どもの成長の証としてうれしくも思うのであった。
2020年9月2日 フォローアップミルク1缶を飲み終えたことによりミルク生活完全終了。
子どもの成長を支えてくれてありがとうございました。
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