#がんばれピースボート!元乗船者がクラウドファンディングに挑戦!

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私は2020年2月に約5年間勤務した「国際交流NGOピースボート」を退職した。

退職した瞬間は何か肩の荷が降りた気がしたが、日々を過ごしていくほどの少しだけ喪失感が出てきてはいる。

Contents

コロナ禍でクルーズ客船中止

このコロナ禍の影響で様々なクルーズ船での運行が中止されてきている。

ピースボートも例外ではない。

2020年2月中旬に帰港以降は船が出せていない。

もうその時には私は退職をしてしまっていたが、将来また子どもたちと一緒にお客さんとして乗船したいと思っているので、なかなか気になるニュースではあった。

4月緊急事態宣言。外出自粛。6月の緊急事態宣言解除まで世界中はなにも出来ずにいた。

ピースボートの船は世界に出て、なんぼ。人と人がつながって、世界に出れないと意味がない。しかし、現実は厳しく船が出せないでいる。

そんな中、ピースボートの過去乗船者の方が、クラウドファンディングを行いピースボートを助けるために立ち上がったという。

#がんばれピースボート コロナショックで船旅を出せないピースボートを助けたい!

https://camp-fire.jp/projects/view/298983?list=popular

一部、企画者の言葉を引用したいと思う。

私たちは、新型コロナウィルスの感染拡大によって運営に大きな影響を受けるピースオートの支援を呼びかけるために集まった過去乗船者の有志メンバーです。

「最高の経験を与えてくれたピースボートを、今度は私たちが助けたい!」

その一チンでクルーズを通じて出会った仲間たちと、ピースボートの許可を得てともにプロジェクトを立ち上げました。

このクラウドファンディングは、運営のための財源を絶たれたピースボートが、この先も地球一周の船旅を通じて、世界と触れ合い学び、語り合う場を提供し続けることができるよう支援を求めるものです。

ピースボートとは

ピースボートのことを少しだけ紹介。

1985年に創設され、約3か月間の地球一周の船旅をコーディネートしているNGO団体である。

国際交流を目的としており、交流の他に検証見聞コースもある。

現地にて支援物資を届けたり国連SDGsキャンペーンやノーベル平和賞団体ICANとの核兵器禁止条約推進、またカンボジア地雷撤去など幅広くかかわっている。

乗船者も10代~80代まで幅広い世代の方々が乗船し、国籍も日本以外に中国・台湾・韓国などの国々の方々がいる。

船の中だけで1つの社会が出来上がっている。

ピースボートへ初乗船

そもそも初めてピースボートと出会ったのはいつだっただろうか。

たしか、大学生の時。友人とおしゃべりをしていた時に将来の夢の話になった。

国際協力に興味があった私は「こんなことをしたい」「あんなことがしたい」などいろいろな夢を友人に語っていた。

それを聞いた友人が「私の知り合いで船に乗りながら環境のことを学んで海外をいろいろ学んだことがあるみたい」と話をしてくれた。

当時はどちらかといえば、JICAに参加する方や留学の方が興味があったので、「ふ~ん」という感じで大して気にも留めなかった。

新卒で飲食業に就職した。

2014年まで働いていたが、働いていた飲食業がブラック企業過ぎて毎日辞めたくて辞めたくて、体力と共に心も廃れていくのを日々感じていた。

新卒採用で内定をもらった会社も「食で飢餓と貧困をなくしていく」というスローガンを掲げており、それに共感した。また、JICAの青年海外協力隊として海外に行ける可能性があったからだ。

しかし、そんな新卒の女がすぐに国際協力を学べる部署に行けるはずもなく、現場現場で日々疲弊していた。

今でも覚えている。閉店後、お箸を拭きながら「私、何やっているんだろう。もともと何したかったんだっけ?」と自問自答した。

元々夢であったJICA青年海外協力隊と留学に関して調べてみた。説明会にも行き、願書も取り寄せた。

JICAの願書を取り寄せて、いざ、申し込みをしようとエントリーシートを書き進んでいた中でこんな質問が出てきた。

「あなたはこの国で(赴任を希望する国で)何ができますか?」

正直当時はいろいろなことに自信を無くしていた時期。行ったこともない国で国際協力といっても私にはなにができるのだろうか。と疑問に思ってしまった。

その時、学生時代に友人から聞かされたピースボートの話を思い出し資料を問いあわせてみたのがそもそものきっかけであった。

ピースボートの日々

初乗船は2014年3月からの第83回クルーズ。

その後、スタッフになり、3回の地球一周と3回のショートクルーズを経験。

色々な国と地域に行けるだけでもいい経験であったが、それ以外にも現地の方々との交流や政府の要人の方々と出会うことが出来た。

これは、ピースボートに関わっていないと体験できなかった日々である。

もし、ピースボートに乗船していなかったら、政治にここまで興味をもっただろうか。世界の貧富の差、日本の貧富の差の問題について考えたことがあっただろうか。環境のことを考え、ペットボトルをコンビニで買うことでさえ躊躇する日があっただろうか。日本の戦争責任、世界の紛争、部落問題、LGBTにどのくらいの興味関心が持てただろうか。

言い出したら切りがない。

だたボーっと日々を生きるためだけに必死にならなくて済んでいる。

もちろん楽しいことばかりではない。

正直辛いことやめんどくさいことも多くあった。

だけど、今、思い出すのはいい経験ばかり。

もう一度、行けるのであれば子どもを連れて地球一周に行きたいとさえ思う。

なので、今新型コロナウィルスの影響で充電期間になってしまっている。

これを永遠の充電期間にしないためにも多くの方々に協力をお願いしていきたい。

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    ABOUTこの記事をかいた人

    埼玉県で生まれ育つ。 現NGO職員。世界4周経験。その中で、広島・長崎の被爆者の方とふれあいを通して戦争を知らない世代こそ継承していくことの必要性を強く感じる。戦争を知らない世代の子どもたちに伝えていく活動をしている。 趣味:読書・映画鑑賞・旅行 好きなもの:ディズニー・アメフト・関ジャニ∞