ぼくの村は壁で囲まれた~パレスチナに生きる子どもたち~

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先日、高橋真樹さん本を読み終わった。

タイトルは「ぼくの村は壁で囲まれた~パレスチナに生きる子どもたち~」

中東と聞くと、紛争が続いており、恐くて危険というイメージがあるかもしれない。

私もどちらかというと、同意見である。

しかし、中東で何が起きているのか知りたいと思った。


難民キャンプ


私も2014年に行われたピースボートの第83回クルーズが一番最初の地球一周である。

初めての地球一周での一番印象的な出来事は?

よく聞かれ、いつも悩む質問。

難しいことは一般の人たちに伝わらないと思っているので、いつも当たり障りのない国を印象のある国と伝える。

しかし、実際、一番の思い出はヨルダンに行った思い出だ。

ヨルダンと言えば、塩分濃度の高い死海や世界遺産でもあるペトラ遺跡が有名だろう。

中東の中でも観光しやすい国であると思う一方で、シリアからの難民も多くヨルダンに来ている。

ピースボートのツアーでは難民キャンプに行くツアーに参加した。

難民キャンプというとテントでの生活をイメージする人が多いと思う。

実際にはテントはなく、コンクリートの家々が並ぶ町並みになっている。

1カ所だけ、ザ・難民キャンプと言えるテント暮らしをしているところに行った。

そのテントのエリアのリーダーらしき人が私たちを迎えてくれる。

ほとんど男性は居なく、女性と子どもたちに溢れていた。

私たち日本人がやってくると、子どもたちは興味津々という感じで近づいてきた。

私たちは支援物資を持って難民キャンプに訪れた。

リーダーの方に導かれ、支援物資を広場の中心にあるテントの中に置いた。

そこには確か町長さんという男性が居た。

ものを置いた後、子どもたちは”遊んで”とばかりに私たちの手を引っ張ってテントから離した。

その何の合図も無いまま支援物資が置いてあるテントの中が人で溢れていた。

気がつけば、お母さん同士がモノを取り合っている。

まるで、お買い得なバーゲンのように。しかし、日本のバーゲンセールでのモノの取り合いと訳が違う。

気づけば石を投げ合い、石を投げているお母さんの横で子どもが泣きじゃくっている。

次第に子どもたち同士もケンカが始まっている。

呆然とするしかなかった。

呆然としていると袖をつかまれていることに気づく。見てみると子どもが手を握ってきた。

その横でお腹の大きなお母さんが私に何か紙を見せてくる。

これは、”証明書”らしい。

そこの証明書には顔写真が付いている。証明書を持ち必死に何か私に訴えてきている。

もう、周りがモノの取り合いやら子どもが泣いているやらでそのお母さんが何語で話しかけられているのか、何を言っているのかもう分からない。

ジェスチャー的な私の予測として、

”(手を引いている)子どもの他にお腹に子どもがいる。夫は出稼ぎで居ない。(支援物資の)モノを家族の人数分欲しい”

と言っているように感じた。少なくとも、子どもや証明書の顔写真を見せて”どううちの子可愛いでしょ~”とほんわかした会話ではないことは分かった。

騒ぎが収まらないので、私たちツアー一行はその場を後にした。


支援物資の有無


難民キャンプの衝撃が忘れられない中、次への土地へ行く道中で話し合われたこと。

・支援物資は均等に配られないのか

・支援物資を送ることで彼らの自立心を損なっていないのか

・日本という裕福な国の自己満に過ぎないのではないか

その議論の元は”日本と違う”ということ。

日本であればモノがあれば平等に分け合う。そこで、

 


なぜ難民が出るのか


このヨルダンのツアーでは上記にあるザ・テントの難民キャンプの他に、爆撃で怪我をした子どもたちが入院しているNPOに行ったり、シリアの国境付近が見られる丘に登ってみたり内戦で兵士として戦ったが、怪我をして身体が動かなくなり寝たきりの中で貧困に苦しむ家庭に訪問したり・・・・かと思えば、ホテルは豪華の食事が付いている観光客向けのものだし、死海に入ってはしゃいでみたり・・・

ヨルダンでコレである。

そのお隣のシリアやパレスチナ・イスラエルは一体どんな状態なのだろうか。

高橋真樹さんの本+毎週水曜日のピースボート勉強会で真樹さんが直接講師をするというので聞きに行った。

パレスチナとイスラエルの問題を宗教問題ととらえる方は多いだろう。

私も真樹さんの本を読むまではそう思っていた。

しかし、その簡単な一言ではないというのがある。

シオニズムの考え方や政治的な問題など様々なものがある。

シオニズムとは・・・ユダヤ人の民族国家をパレスチナに樹立することを目指した運動。(コトバンク参照)

視点や考え方や多様性を認めず、たった1つの人種で国を作る。

国を作るため、いらないものを武器を取り排除する。多くの人を傷つけても

それはなんてつまらない世界なのだろうか。と私は思う。

パレスチナも問題としては以下のものがあげられる。

①難民(1948年から)

②占領(1967年から)

占領の中でも色々と不都合なことをされている。

・入植地

イスラエル側は綺麗なビルが立ち並ぶが、パレスチナ側にはスラム街のように汚い。

・分離壁

・家破壊と追放

家を作るたびに壊される。結婚や独立をするとしても新たに家を作ることが出来ない。

・水資源問題

水資源の権利もイスラエル側にある。パレスチナ側の水の使う量も制限されてしまっている。

この話だけ聞くとどんだけ嫌がらせしているんだ~!と怒りがこみ上げてくる。

このような嫌がらせをすることでパレスチナ人を追放しイスラエル人の国を作ろうとしている。


まとめ


この真樹さんの本に書かれている話が遠い国の話ではない。

日本はイスラエルの関係を強化しようとしている。

このようなアパルトヘイトにどう立ち向かっていくか。

私が中東に行った時、難民キャンプに訪れた時、多くの子どもたちが居た。

”子どもは国の財産である”と言われるのに、その子どもがまず弱者として狙われてしまう。

まずは知ること・そして自分に何が出来るのか考えること。

この本は入門書のようにイスラエルとパレスチナの問題が書かれており、支援する際のNGOも紹介されている。

本を読み行動に移せる人が増えることを願う。

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ABOUTこの記事をかいた人

埼玉県で生まれ育つ。 現NGO職員。世界4周経験。その中で、広島・長崎の被爆者の方とふれあいを通して戦争を知らない世代こそ継承していくことの必要性を強く感じる。戦争を知らない世代の子どもたちに伝えていく活動をしている。 趣味:読書・映画鑑賞・旅行 好きなもの:ディズニー・アメフト・関ジャニ∞