TAG 継承

4歳の僕はこうしてアウシュヴィッツから生還した

仕事柄、普段から被爆者の想いをどのように語り継いでいくのかというのが頭の中にある。”継承”をどのようにしていけばいいのかと考えながら本屋に入った時にこの本のタイトルが目に入った。 アウシュヴィッツ強制収容所 約5年前に地…

ゲンバクとよばれた少年

仕事で訪れた長崎でこんな出会いがあるとは思ってもいなかった。 今まで多くの方から被爆証言を聞いてきたが、こんなにも悲しくて、人が許せなくなる話を聞いたことがない。しかし、その人はとても優しい口調で話をする。 たまたま入っ…

映画*愛と死の記録

まさか自分が仕事で俳優の吉永小百合さんと仕事をする日が来るなんて、思ってもみなかった。 日本を代表する俳優である「吉永小百合」。 正直、緊張でする判明、どのような方なのかいまいち分からない。 なので、お会いする前にどのよ…

バトンを受け継ぐ⑦〜倉守照美さんのお話〜

一緒にいるとなんだか家族のような気持ちになる。誰よりも人の気持ちを考えて行動してくれて、人の気持ちを汲み取ってくれる。とても近い存在であり、つい「お姉ちゃ〜ん!」と呼びたくなる。 彼女に会った人は一瞬で彼女のことが大好き…

バトンを受け継ぐ⑥~濱住次郎さんのお話~

私は父に会ったことがありません。父が死んだ年齢に自分もなった時、父はどのように死んでいったのか、兄弟に手紙を書いてその姿を追いかけていた。 濱住次郎さんのお話 濱住さんとの出会いはピースボートのおりづるプロジェクトが実施…

15分間の命の差~9.11を生き残ったピーターさんの話~

2001年の9月11日にアメリカで同時多発テロが起きて17年が経とうとしている。 おりづるプロジェクトで2回ここニューヨークに足を踏み入れた。 その度に9.11に想いを馳せることになる。 第98回ピースボートにてニューヨ…

9月11日

2001年の9月11日。 世界に激震が起きた事件がある。 「アメリカ同時多発テロ」 私はこのとき、11歳だった。あれから17年の月日が経った。 17年の月日という流れは簡単に人の記憶を薄れさせてしまうと思う。今日本では1…

バトンを受け継ぐ⑤〜木村徳子さんのお話〜

被爆証言を話すということは自分のプライバシーをさらすこと。 ”被爆者”と一言でくくらないでほしい。被爆者と言ってもたくさんの体験がある。 そう言われて思わず背筋が伸びる。 被爆体験=プライバシーをさらすこと。 この個人情…

バトンを受け継ぐ④~田中稔子さんのお話~

被爆者の方々の職業は”語り部さん”ではない。 被爆者とはいえ、被爆証言を必ずしなくてはいけない訳ではない。 だって、辛い体験だから・・・話をするということは当時を思い出すこと。 当時を忘れようと、日々の生活に夢中になり少…

バトンを受け継ぐ③~三瀬清一朗さんのお話~

あなたには10歳の時の記憶はありますか? 証言を始める時、聞いている人たちに話しかける。 10歳の時の記憶。私は覚えていない。 三瀬清一朗さんのお話 三瀬さんとの一番最初の出会いは4年前のピースボート第83回クルーズ、私…

バトンを受け継ぐ①~三宅信雄さんのお話~

私が伝える理由 なぜ私が、被爆者の方々をリスペクトしているのか。 偏見もなくみたらただのおじいちゃん・おばあちゃんたちである。 一緒に過ごすとわがままも言われるし、優しい言葉を掛けてくれる時もある。 私の祖父母となんか変…

平和活動へのハードル*

各地で被爆者の想いを掲げ、核廃絶に向けて様々な活動をしている人は多くいる。 原爆が落とされた出来事が年々教科書から無くなりつつも、受け継ぎ活動している人たちはいる。 ”今どきの若者は”という言葉を私も多く耳にしたことがあ…

伝え続けるということ

4月12日に地球一周船旅ピースボートにて北欧を巡る船旅に出発し、7月25日に帰国した。ようやく、船での夢物語から覚め、現実の社会に慣れつつある。 今回は、スタッフとして2回目の乗船。 担当はおりづるプロジェクトである。 …

ドラマ版この世界の片隅に

去年の冬ごろから上映し、未だに人気の映画「この世界の片隅に」 上映映画館も当初の63館だったのが、今では300館近く全国の映画館で上映されている。 私も映画は年末と今年に入ってと合計2回も見て、原作の漫画も全巻と関連本を…